スポンジワイプとは

北欧の一般家庭での普及率がほぼ100%と言われるスポンジワイプ。キッチンワイプやディッシュクロスと呼ばれることもあります。普段は乾燥した状態で、紙のようにドライな質感ですが、水にぬらすことで布のように柔らかになります。布ふきんと同様、キッチンやテーブル、バスルームでの拭き掃除にご利用いただけます。

驚きの吸水性、洗濯して何度も使える耐久性、また100%植物繊維の地球にやさしい素材で「次世代のキッチンツール」と言われることも。スポンジワイプは、北欧はじめ欧米の一般家庭のキッチンツールとして広く普及。さらにプロの掃除や介護、製造工場現場等でも広く活躍しています。

北欧の一般家庭での普及率がほぼ100%と言われるスポンジワイプ。キッチンワイプやディッシュクロスと呼ばれることもあります。普段は乾燥した状態で、紙のようにドライな質感ですが、水にぬらすことで布のように柔らかになります。布ふきんと同様、キッチンやテーブル、バスルームでの拭き掃除にご利用いただけます。

驚きの吸水性、洗濯して何度も使える耐久性、また100%植物繊維の地球にやさしい素材で「次世代のキッチンツール」と言われることも。スポンジワイプは、北欧はじめ欧米の一般家庭のキッチンツールとして広く普及。さらにプロの掃除や介護、製造工場現場等でも広く活躍しています。

特徴①とにかくすごい吸水力と脱水力

素材が持つ無数の気孔により、自重の約10倍もの水分を吸収します。他素材と比較すると、コットン100%のタオルは自重の4倍弱、ペーパータオルは4倍、レーヨン100%のクロスは6倍弱の吸水性ですから、キッチンワイプは圧倒的。素材全体にびっしりと入った気孔が、ぎゅっと水分を集めてくれます。また軽く絞るだけですぐに水分を出せるので、片手でしぼれて楽々。これが腱鞘炎などになりやすい、プロの清掃現場でも愛用されている理由です。

素材が持つ無数の気孔により、自重の約10倍もの水分を吸収します。他素材と比較すると、コットン100%のタオルは自重の4倍弱、ペーパータオルは4倍、レーヨン100%のクロスは6倍弱の吸水性ですから、キッチンワイプは圧倒的。素材全体にびっしりと入った気孔が、ぎゅっと水分を集めてくれます。また軽く絞るだけですぐに水分を出せるので、片手でしぼれて楽々。これが腱鞘炎などになりやすい、プロの清掃現場でも愛用されている理由です。

特徴②洗濯機で洗えて衛生的

一見すると紙のような軽い素材ですが、意外なほど裂けや破れに強く、繰り返し使うことができます。これは素材がもつ「スーパーネッティング」という独特の構造によるものです。そのおかげで洗濯機で60℃で洗え、また、熱湯での煮沸消毒も可能。衛生的に使い続けられます。

一見すると紙のような軽い素材ですが、意外なほど裂けや破れに強く、繰り返し使うことができます。これは素材がもつ「スーパーネッティング」という独特の構造によるものです。そのおかげで洗濯機で60℃で洗え、また、熱湯での煮沸消毒も可能。衛生的に使い続けられます。

特徴③100%天然素材

セルロース70%、コットン30%(100%植物繊維)でできています。完全な天然素材なので、土に埋めると分解され、地球に還るやさしい素材です。

セルロース70%、コットン30%(100%植物繊維)でできています。完全な天然素材なので、土に埋めると分解され、地球に還るやさしい素材です。

約8週間で80%が分解され、約24週間後に完全に分解されます。(2005年スイスの研究所調べ)

約8週間で80%が分解され、約24週間後に完全に分解されます。(2005年スイスの研究所調べ)

スポンジワイプの歴史

1949年、スウェーデン人のエンジニアCurt Lindquist/カート・リンドクイスト氏により開発され、同年特許権が取得されました。

スポンジワイプは、実は第二次世界大戦中の原材料不足のため偶然生まれた産物でした。

開発に至る一番初めのステップは、このリンドクイスト氏の自宅で行われました。台所にある肉挽き器を使って、スポンジを粉砕しどろどろの塊状にし、それを平らに伸ばして乾燥させたところ、濡れた状態になると驚くべき吸収力を発揮することがわかりました。

その後1949年に自身がマネージャーを務めていたノーショーピング市にある「Nordisk Silkescellulosa」(ノルディックシルクセルロース)工場で、セルロース素材のビスコースをベースにした新しいタイプのスポンジが研究開発されました。スポンジは綿繊維で強化され、塩の結晶を使用して多孔質にされ、その後水で溶解されます。

リンドクイスト氏は1949年にこのスポンジワイプの製造原理の特許を取得し、1950年代初頭には工場での生産を開始しました。

1949年、スウェーデン人のエンジニアCurt Lindquist/カート・リンドクイスト氏により開発され、同年特許権が取得されました。

スポンジワイプは、実は第二次世界大戦中の原材料不足のため偶然生まれた産物でした。

開発に至る一番初めのステップは、このリンドクイスト氏の自宅で行われました。台所にある肉挽き器を使って、スポンジを粉砕しどろどろの塊状にし、それを平らに伸ばして乾燥させたところ、濡れた状態になると驚くべき吸収力を発揮することがわかりました。

その後1949年に自身がマネージャーを務めていたノーショーピング市にある「Nordisk Silkescellulosa」(ノルディックシルクセルロース)工場で、セルロース素材のビスコースをベースにした新しいタイプのスポンジが研究開発されました。スポンジは綿繊維で強化され、塩の結晶を使用して多孔質にされ、その後水で溶解されます。

リンドクイスト氏は1949年にこのスポンジワイプの製造原理の特許を取得し、1950年代初頭には工場での生産を開始しました。

製造はスウェーデンとドイツで

現在リンドクイスト氏が開発したスポンジワイプ原理で製造を行うのはスウェーデンのWettex社とドイツのKalle社の合計2社のみです。近年にはいくつかの競合他社が類似品を製造しています。

現在リンドクイスト氏が開発したスポンジワイプ原理で製造を行うのはスウェーデンのWettex社とドイツのKalle社の合計2社のみです。近年にはいくつかの競合他社が類似品を製造しています。

様々な分野で認められる機能性

このスポンジワイプの優れた使い勝手は、一般家庭の使用のみならず工業現場でも活躍しています。例えばスウェーデンのVolvo社では最終塗装の前に車体を拭くために用いています。布の構造上、表面を傷つけることなく鉄粉や粒子をキャッチしやすくなっているためです。

また、1965年にはアメリカのNASAがジェイミニ計画の宇宙カプセルの断熱材として発注したこともありました。

また、世界中の介護や掃除業界において機能的な掃除用品としても広く用いられています。

このスポンジワイプの優れた使い勝手は、一般家庭の使用のみならず工業現場でも活躍しています。例えばスウェーデンのVolvo社では最終塗装の前に車体を拭くために用いています。布の構造上、表面を傷つけることなく鉄粉や粒子をキャッチしやすくなっているためです。

また、1965年にはアメリカのNASAがジェイミニ計画の宇宙カプセルの断熱材として発注したこともありました。

また、世界中の介護や掃除業界において機能的な掃除用品としても広く用いられています。